体重109キロから始める糖質制限ダイエット戦記

107kgのデブ男がまず食事だけで体脂肪をうまく減らしていこうという都合のよい狙いのダイエットブログ(糖質制限・美味しく外食・たまにファスティング)

部分痩せは嘘。痩せ順は男女で違うし個人差も大きい

部分痩せは嘘

まず、部分痩せは出来ないという事実がある

Fitness myth busted: You can't control where on your body you lose weight from - ABC News

脂肪はひと繋がりの組織なので、部分痩せはない、ということだ。

Spot reduction - Wikipedia

wikipediaには項目まである。当然mythだという論調である。

ただ、ある程度まで脂肪が落ちてきたときに、例えば腹筋が浮かび上がっているかどうか、というのは、腹筋の厚さとその上の脂肪の厚さの兼ね合いで決まる。そこで、脂肪をそこまで落とさなくても、腹筋をつけることで、シックスパックをはっきり見せるというアプローチもある。筋肉は部位ごとに別れていて、特定部位を集中的に鍛えることが可能だからだ。

こうなると、特定の体の脂肪を痩せさせた(ことで、何らかの筋肉を見えるようにした)ようにも見えるだろうが、実態はそうではない。これらは別個の事象だとのことだ。

痩せ順の根拠がみあたらない

ここから少し進んで、部分痩せは出来ないが、体のパーツには痩せ順があるので目的部位まで目に見える成果が出るまでめげずに頑張りましょうといって順番を説くサイトが複数ある。

これ自体は特に害のない主張で(つまりダイエットは簡単にやめてはだめだということだ)、問題はないと思うのだが、「肝臓に近いほど痩せる」などと訳知り顔で書いてある割に、医師や栄養士などが関与しているサイトが存在しない。

記名の根拠ある意見

英語圏を見てみると、少しは出てくるので紹介しよう。

 

まずは、最初のwikipediaには、個人差を断りつつ

For many people, abdominal fat is more metabolically active and can be reduced easier than fat in the lower regions of the body. 

腹部の脂肪は代謝が活発なので、下半身より先に減る傾向にあると書かれている(ちなみに、日本のサイトによく乗っている順番では腹はさほど上には来ない)

 

Where Do You Lose Weight First? Do Certain Areas Lose Weight Faster?

Where Do You Lose Fat First? | Livestrong.com

 

このあたりの記事では男子では腹から、女子では全身から痩せていくある。(聞かれている人が同じだが)

 

ResearchTrusted Source has found that men tend to lose more weight from their trunk area, while women lose more weight from their hips.

Where Do You Lose Weight First?

 

こちらでは男子は腹から、女子はヒップからとのこと(ヒップの生物的な重要性は確かに男女で異なるだろう)

 

Weight Loss: Where Do You Lose (and Gain) Weight First?

こちらで、男女に関わらず一般に腹と胴から痩せていくので、(女子に比べお尻には肉が付きにくい)男子のほうが早く目に見える、という説明をしている

 

男女差は皮下脂肪と内臓脂肪?

私としては皮下脂肪と内臓脂肪の差のつきやすさが男女であるのでそれのようにも思える。つきやすさと落としやすさは比例するとも言われ、先に内臓脂肪から落ちるということがよく言われている。

メタボリックシンドロームの基準の男女差に関連して)これは国内でも専門家から多く言われているので、適当に2つほどリンクを貼っておく。

朗報!実は「男の脂肪」は簡単に落ちる | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

Q 男女で腹囲の基準が違うのはなぜ?
A 男女で皮下脂肪のつきやすさが違うからです。

花王株式会社 | 知りたい!教えて!内臓脂肪!

内臓脂肪は当然内臓につくので、典型的には腹部または胴(胃の周りが多いらしい)であって、腹部から落ちる、男子は内臓脂肪のウエイトが高いので腹部に結果がまず表れやすい。そこから先は皮下脂肪なのであとは骨格や筋肉を含む体型などで脂肪の加減の見えやすさが変わってくるので個人差が大きい、そういう風に考えると納得しやすい。

内臓脂肪は、肝臓などの周りにべったりとついているようなイメージがありますが、実際は胃や腸の周りにある大網脂肪や腸間膜脂肪がその代表です。

BLOG第13回 内臓脂肪と皮下脂肪 | 森下記念病院

 

 

結局個人差が大きい

どのサイトでも個人差が大きいとも言われている。これは目立つか目立たないかの問題でもあるので、骨の問題でもあるだろうから、それはよくわかる。

しかも、遺伝的な影響が大きいので親族の痩せ方がわかれば参考になるそうだ。

また、個人差というのは安定しているので、直近でついた脂肪がまず落ちる傾向にあるとのことだ。要は顔についたなと思ったらすぐ落とせば顔から落ちるということだろうし、全体的に丸々してしまったら、とりあえず体重を落としてみるしかない、ということだろう。(ということは、痩せ順自体は存在するが、事前にはよくわからないといったところだろう)

 

痩せ順についての個人的な経験

まず、百キロ超えの頃はなにせ腹が固くて仕方なかった。三段腹という言葉があるが、中身がパンパンで詰まっているので、段になる余地は無いのだ。

これが90キロ代になるにつれて、つまめるようになり、段が復活してきた。(太ももなども同様に柔らかくなっていった)

2つ説明がありえると思っている。

一つには既に皮余りが始まっているという説明である。皮余りについてはそのうち別記事を立てるが、太りすぎて伸びた皮はブチブチに断裂していて、戻らない。そこで、中身が減るとだるだるになってくる、そういう現象である。(肉割れとして亀裂が入っているのでぶちぶちになっているのは確実である。皮膚の代謝でどの程度まで戻っていっているのかは不明)

もう1つは、硬い内臓脂肪がまず減って、柔らかい皮下脂肪のウエイトがあがったので、柔らかくなったというものである(実際は、内側から、内臓、内臓脂肪、筋肉、皮下脂肪の順に並んでいるのだが、まあ硬い芯がなくなれば、全体として動かしやすくはなる、とも、それは関係ないともどちらにも思える)。傍証として、肝臓の数値が軒並み良化したというのもあった。

しかし、腹囲については、劇的な変化はない。一般に1キロが1センチだと言われるが、それよりも遥かに少ないペースである。(ただ、脂肪が柔らかくなってだるだるになっているので、パンパンだったころとすると全体の体積は減りつつ、重力でへその辺りに脂肪が集まっている感もある。従ってこの体重(90kg)、体脂肪率(40%)では、まだ脂肪の減少と腹囲が一致しないのかもしれない。

ということで、腹やせが最初だとすると、腹囲がさくさく減っていればよかったのだが、そういう印象でもない。しかし、腹の柔らかさはかなり劇的な変化なので、大きさの現象以前に何かが変化したことはまず腹に大きく出ている。それが私の実感である。

 

 

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